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重量配分

 

 

こんばんはヽ(^0^)ノ

 

 

 

本日も来場、ご成約ありがとうございます( ´∀` )

 

 

今日はBMWこだわりの重量配分を書いてみます!!

 

 

BMW の代名詞となっているのが前後重量配分50:50ということです。

でもなぜ50:50が良いのか、BMWがこだわっているのか、その理由は?

 

エンジンをフロントに搭載し前輪を駆動するFF車の場合、前後重量配分は60:40前後が一般的です。

クルマはスタート時や加速時には慣性の法則で重心が後ろに移動します。

そのためFF車ではフロントをある程度重くしておかないと駆動輪である前輪がうまくパワーを路面に伝えきれなくなるのです。

BMWでもFF車について前後重量配分は50:50になっていません。

FFとは逆にエンジンをドライバーの後ろに置くミッドシップの場合は?

一見かけ離れているように見えるFFとミッドシップですが、エンジンと変速機、

そして駆動輪が一体になったパッケージという点では共通しています。

 

ミッドシップはF1をはじめとしたフォーミュラーカーでは主流ですが前後重量配分35:65になると言われています。

市販車ではもう少し重量がフロント寄りになっているようですが、

いずれにせよエンジン関係一式をリアに移しているのでFFとは逆に後ろが重くなります。

スタート時にはしっかり後輪に荷重がかかるので加速の面で有利です。

もちろんフロントが軽いのでコーナリング時の旋回性も良好とまさにレーシングマシンにうってつけのレイアウトです。

 

 

 

前後重量配分50:50が活きるのはFR車

 

後重量配分50:50が活きてくるのはフロントにエンジンを搭載し後輪を駆動するFR方式です。

ワインディングをBMWで走行しているところを思い描いてください。

カーブの手前で減速し、ハンドルを切るとクルマが旋回姿勢に入ります。

ハンドルが決まればあとはアクセルペダルの微妙なオン/オフで車体をコントロールできる歓びはFRのBMW車ならではと言えます。

 

FF車の場合はアクセルを踏むとフロントを中心に車体が外側に膨らむアンダーステアが顔を出しますし、一方、アクセルを緩めるとハンドルを切った方向に急激に切れ込む、いわゆるタックインという現象が発生し車体が不安定になります。

もちろん現代のFF車ではこれらの特性はかなりマイルドになっていますが、全く消えてしまったわけではありません。走りにこだわるならやはりFR、と言われるのはこのためです。

 

BMWでも通常はエンジンルームに搭載されるバッテリーをわざわざトランクルームに配置するなどの手法を用いていたモデルもあります。

当然、配線も長く複雑になりコストもかかりますが、BMWらしいこだわりと言えるのではないでしょうか。

 

エンジンをフロントタイヤより後ろ側に持ってこようとするとそれにつながる変速機も後ろに押されて居住空間に食い込むことになります。

居住性という面では当然不利です。

それでもあえてエンジンを後方にレイアウトしているのは重量物をなるべく車体の中心に持っていくためです。

単純に前後重量配分を50:50にしたいだけであれば、

もともとの前後重量配分が60:40であってもトランクルームにおもりを積んでしまえば実現できてしまうことになります。

 

しかし同じ50:50であってもフロントのオーバーハング(前輪から前の部分)が重ければアンダーステアが強くなりますし、リアのオーバーハング(後輪から後ろの部分)が重ければテールの振り出しが速いだけの低級なドリフトマシンになってしまいます。

 

実際にFRのBMWでコーナーを回ると自分を中心に車体が旋回していくような独特のフィーリングがあります。この「人車一体」とでも言うべき感覚は他車ではなかなか味わえないことはBMWのオーナーの方ならば誰でも理解いただけるのではないでしょうか。

 

FRへのこだわりが前後重量配分50:50に結実した

 

前後重量配分50:50ということ自体には意味がない、という意見もあります。

車体の姿勢はつねに細かく変化するので例え静止時に前後重量配分が50:50であっても

クルマは常に加速、ブレーキそしてコーナリングにより前後4つのタイヤが受け持つ重量はめまぐるしく変化していくからです。

各タイヤが受け持つ重量はタイヤを地面に押しつける力になり、最終的にはタイヤのグリップ力になります。

 

ご存知のとおり、BMWほどFR車にこだわり続けてきたメーカーは珍しいでしょう。

BMWの走りを是非体感してください!!

 

 

ではまた。

 

 

 

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