BMWの絹のように滑らかなエンジン
こんばんはヽ(^0^)ノ
本日も来場、ご成約ありがとうございます( ´∀` )
乗用車エンジンは主に3気筒、4気筒、6気筒、8気筒があり、直列エンジン、V型エンジン、水平対向エンジン等様々あります。
重量バランスや、コンパクトなエンジンで室内を広く保つため、コスト等でさまざまなエンジンがメーカーごとに積まれています。
例えばV6エンジンはエンジンルームが広めな車でも前後の重心位置に近いフロントミッドシップ配置が可能になり、
衝突時の安全性を高めるクラッシャブルゾーンを作るのも簡単です。
尚且つコンパクトなのでエンジンルームのスペースがあまり広くない車でも搭載が容易なのも理由です。
同型のエンジンを大量生産できてコストダウンにもつながるため、今やV6と直6両方を作りわけるメーカーは皆無で、
V6エンジンを作るメーカーなら全車V6エンジンを搭載します。
その中でもBMWはバランサーシャフトが不要で軽く、現実的にもっとも振動が少なく、
吸気、排気ともに配管の位置やターボ化も簡単という利点をを活かして今でも直6のエンジンを搭載しています。
エンジン全長が長くフロントが長くなりがち、つまり室内が狭くなりがちというデメリットがあってなおメリットの方を選んだということですね。
過去には「もっとも滑らかで素晴らしい直6エンジン」という意味でBMWの直6エンジンはシルキーシックスと言われていましたが
、今ではほぼ唯一の直6エンジン搭載車の誇り、という意味まで含みます。
本来のシルキーシックスは、1976年代に登場した5シリーズのクーペ版モデルの初代6シリーズの630CSや635CSiに搭載されていた、
3 Lまたは3.5Lの直6SOHCエンジンがその由来です。
試乗したモータージャーナリストが、その吹け上がりの滑らかさに感動して「これはまるでシルクのようだ!」と表現したのが、その始まりと言われています。
ただしいろいろな説もあり、それ以前の1968年に登場した大型4ドアセダン2800CSに搭載されていた2.8リッター直6説、
その後1971年3.0CSに初搭載された3リッター直6説があります。
また、1968年から生産が開始されたE3系の高級セダンのBMW2500およびBMW2800を含む場合もあるそうです。
いずれにせよ、これら1960年代後半から1980年代末まで搭載された2.5~3.5リッター直列6気筒エンジンM06(1980年代半ばに「M30へと改名」)は
「ビッグシックス」あるいは「シニアシックス」と呼ばれるようになりました。
旧弊なSOHCエンジンにも関わらず、シルクのように滑らかな吹け上がりから本来の「シルキーシックス」とは、
この「ビッグシックス(シニアシックス)」を指すと言われています。
その後、1990年には2~2.5リッター直列6気筒DOHCエンジンのM50が登場、
先ほどの「ビッグシックス」に対して、こちらは「スモールシックス」と呼ばれました。
人によりビッグシックスしか「シルキーシックス」と認めない人、スモールシックスも含む人といますが、
いずれにせよ2010年代のBMW車が搭載している直6ターボエンジンと「スモールシックス」があった時代は明確に区別されることが多いです。
2010年代に入り、BMWの2リッタークラスは直列4気筒ターボにダウンサイジングされ、
ターボの設定などで出力面では従来の3リッタークラスまでをまかなうようになりました。
直6エンジンは以前の4リッタークラスに相当する3リッターターボのみになり、
自然吸気エンジンの滑らかなフィーリングは失われてしまったという人も多いです。
乗用車用エンジンとしてほぼ最後まで残った直6エンジンということで、「今でもシルキーシックスは健在」という意見もあります。
BMWのエンジンの良さを是非体感してください!!
ではまた。
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